2016年6月に腎臓移植したドナーのブログ

ドナーの立場から腎臓移植に関する事を書いていきたいと思います。レシピエントは弟です。

これまでの経過2

そして、

ゴミ屋敷から引っ越しする為に4月に賃貸マンションに引っ越しをしました。



どれだけのゴミ屋敷だったかは、またの機会にお話します。


そして、3月後半に移植外科に弟と一緒に受診して、

腹膜透析で感染症を起こしてなかった事と、引っ越しを予定している事と、弟が腹膜透析の管から解放された時には、自由っていいなと思ったという言葉を聞いて、先生は安心して手術日を決めてくれました。


6月7日です。もうすぐです。


今日も移植外科に弟と一緒に受診してきました。


もう手術に向けて、走り出しているのに、診察室から出た弟から


本当にいいの?

まだ間に合うよ。

と言ってきました。


私の身体を心配をしてくれての言葉。


いいよ。だけど大事にしてよ。

と私。


長く持たせれるかどうかは自信がないらしい。糖尿病だから。

感染症と、塩分を取り過ぎない事と水分を充分に飲む事を守ってよと言ったら、それは大丈夫だ。今もやっているからとの事。


それならいいよ。


おねえは、喜んで腎臓あげるよ。


私も本当にちゃんと決心した瞬間でした。もう、怖くない。

これまでの経過

少し私の状況をお話ししたいと思います。


私、50歳介護士、夫52歳 自営業 長男会社員20歳、次男 高3、夫の両親の6人で暮らしております。

私は三人兄弟で私が一番上で弟二人です。レシピエントの弟

は次男で独身です。

長男は知的障害者です。

父は入院中でIVHをしております。母は高血圧で75歳です。

弟は 遺伝性の糖尿病からの腎不全になり、N病院に家族を呼んで下さいと医師に言われたそうで、弟、母と私で先生の話しと腎不全の治療法のDVDを見ました。漠然と移植が一番いいとその時は思いました。先生にその事を伝えるとT病院を紹介されました。母と私のどちらかの腎臓を移植するつもりで移植外科の先生とお会いしました。母は75歳で高血圧もあるという事で私がいいという事になり、すぐに検査入院の日程を決めました。昨年11月の事です。専門用語はよくわかりませんが結果6個のうち5個は合うという事で相性はいいですよって言われました。手術は今年の1月に予定しました。ただ、私が心配している事があると先生に言いました。それは実家はゴミ屋敷に近いという事です。

母はもともと掃除、片付けなど、出来ない人です。

弟も母に似てしまいました。その為、年に数回私が大掃除してきました。それを先生に話たら、移植は出来ないと言われました。弟はもともと移植には乗り気ではなかったので、腹膜透析をやりますと先生に言いました。私は、言葉も出ず、がっくりとしてしまいました。先生に引っ越しをする予定でいます。綺麗なところに住めばいいですか?と懇願しました。

先生は弟が、だらしがない事を理解され、半年腹膜透析をして腹膜炎を起こさなかったら、移植しましょうと言われたので、延期という事になりました。

いよいよあと1ケ月

あと、腎臓移植手術まで1か月となりました。

弟はいまだに、移植はやらないと言っています。私の身体が心配だからと。


レシピエントの誰もが思う感情だと思いますが。


21日に名古屋の大きな病院でレシピエントの会があり、弟と一緒に参加して来ます。移植後の方の話しを聞いてきます。

その2日後には、弟は入院となります。


不安でいっぱいいっぱいになっている、ドナーの私も。


不安が払拭できて、無事に手術できるようになればいいのですが。