2016年6月に腎臓移植したドナーのブログ

ドナーの立場から腎臓移植に関する事を書いていきたいと思います。レシピエントは弟です。

お人形

先日、テレビでリカちゃん人形が大好きな人たちが、リカちゃんハウスで熱く語っていた。


私も、もちろん幼い頃は、お人形が大好きだった。



幼い頃の私はクリスマスには、優しいサンタクロースが、ビンボーな私のところにも来て、お人形をプレゼントしてくれると信じていた。




友達の家にサンタクロースは来て、なんで私の家には来なかったのか、母親に聞いた事がある。




ね〜、なんでサンタさん、家に来なかったの?




なんで?って、靴下をちゃんと枕元に置いて寝たの?




あっ、忘れた!




そうだらー!だもんでだよ!




しまった💧そうか!靴下か!




翌年



去年は靴下を用意し忘れたから、今年はちゃんと用意しんと!

と思って、靴下を選ぶが、幼い私の靴下は小さい。

こんな小さい靴下にはお人形は入らないと思い、考える。

そうだ!父親の靴下ならいいかも?

父親の靴下を選ぶ事にする。


どれも汚い軍足。

その中で、まあまあな軍足を選び、枕元へ。弟たちにも、軍足を渡す。



母親に



これならいいよね?と聞く。




箱入りだったら、入らんかも?



と、母親。


父親の靴下以上に大きい靴下はないから、しょうがない。


あ〜、楽しみ(^o^)

どんなお人形かな?






翌朝


ガーン!


軍足に何も入っておらず、そのまま放置されている!

サンタさん、気づかなかったのかな?

とても、ショックが大きい!

もちろん、弟たちの軍足も空っぽ!




なんで?どうして?

ちゃんと靴下を用意したのに!




母親を問い詰める!



ね〜、なんでサンタさん!今年も家に来なかったの?




だって、よく考えて!




何が?




サンタさんは、どこから家に入ってくるの?




エントツ?




そう!その通り!

家には、エントツある?



あっ!ない!




団地の4階に住んでいる。




だけど、トナカイさんが空を飛べるから、ベランダから入れば、いいじゃん!




ゴメン、おかあちゃん、サンタさんの事忘れて、鍵をかっちゃった!




は〜💢何やってくれる?

もう!また、1年待たんとならんじゃん!




のちに、サンタクロースの正体がわかり、この家には絶対に来ない事がわかる。




そういえば、

同じ年の頃、家族で車に乗り、隣の市まで行く途中の山の中にヨーロッパのお城のような建物があり、母親に聞いた事がある。



ね〜、あれってお城?



そうだよと母親。



凄い!こんな所にお城があるなんて!

王子様とお姫様が住んでるの?



そりゃそうだよ。




いいな〜!

会いたいな!お姫様に!

ね〜、連れて行って!



ダメだよ〜!そんなどこの誰か、わからん子には、会ってくれんよ!




そうか〜!

友達にはなってくれんよね〜💧




と、幼心に車の窓から見えるお城を羨ましく眺めながら、こんなビンボーな家に産まれた子とは、友達にはなってくれないよねと諦めていた。



のちにそのお城は、

休憩2時間 4000円

宿泊6000円

の看板があり、王子様とお姫様は住んでいない事がわかった😂



もう、何十年も前の事なのに、お人形を見ると、何故かこの頃の事を思い出す。




せつないなー😭

でも、ハングリー精神は鍛えられました💪🏻



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