お人形
先日、テレビでリカちゃん人形が大好きな人たちが、リカちゃんハウスで熱く語っていた。
私も、もちろん幼い頃は、お人形が大好きだった。
幼い頃の私はクリスマスには、優しいサンタクロースが、ビンボーな私のところにも来て、お人形をプレゼントしてくれると信じていた。
友達の家にサンタクロースは来て、なんで私の家には来なかったのか、母親に聞いた事がある。
ね〜、なんでサンタさん、家に来なかったの?
なんで?って、靴下をちゃんと枕元に置いて寝たの?
あっ、忘れた!
そうだらー!だもんでだよ!
しまった💧そうか!靴下か!
翌年
去年は靴下を用意し忘れたから、今年はちゃんと用意しんと!
と思って、靴下を選ぶが、幼い私の靴下は小さい。
こんな小さい靴下にはお人形は入らないと思い、考える。
そうだ!父親の靴下ならいいかも?
父親の靴下を選ぶ事にする。
どれも汚い軍足。
その中で、まあまあな軍足を選び、枕元へ。弟たちにも、軍足を渡す。
母親に
これならいいよね?と聞く。
箱入りだったら、入らんかも?
と、母親。
父親の靴下以上に大きい靴下はないから、しょうがない。
あ〜、楽しみ(^o^)
どんなお人形かな?
翌朝
ガーン!
軍足に何も入っておらず、そのまま放置されている!
サンタさん、気づかなかったのかな?
とても、ショックが大きい!
もちろん、弟たちの軍足も空っぽ!
なんで?どうして?
ちゃんと靴下を用意したのに!
母親を問い詰める!
ね〜、なんでサンタさん!今年も家に来なかったの?
だって、よく考えて!
何が?
サンタさんは、どこから家に入ってくるの?
エントツ?
そう!その通り!
家には、エントツある?
あっ!ない!
団地の4階に住んでいる。
だけど、トナカイさんが空を飛べるから、ベランダから入れば、いいじゃん!
ゴメン、おかあちゃん、サンタさんの事忘れて、鍵をかっちゃった!
は〜💢何やってくれる?
もう!また、1年待たんとならんじゃん!
のちに、サンタクロースの正体がわかり、この家には絶対に来ない事がわかる。
そういえば、
同じ年の頃、家族で車に乗り、隣の市まで行く途中の山の中にヨーロッパのお城のような建物があり、母親に聞いた事がある。
ね〜、あれってお城?
そうだよと母親。
凄い!こんな所にお城があるなんて!
王子様とお姫様が住んでるの?
そりゃそうだよ。
いいな〜!
会いたいな!お姫様に!
ね〜、連れて行って!
ダメだよ〜!そんなどこの誰か、わからん子には、会ってくれんよ!
そうか〜!
友達にはなってくれんよね〜💧
と、幼心に車の窓から見えるお城を羨ましく眺めながら、こんなビンボーな家に産まれた子とは、友達にはなってくれないよねと諦めていた。
のちにそのお城は、
休憩2時間 4000円
宿泊6000円
の看板があり、王子様とお姫様は住んでいない事がわかった😂
もう、何十年も前の事なのに、お人形を見ると、何故かこの頃の事を思い出す。
せつないなー😭
でも、ハングリー精神は鍛えられました💪🏻
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