入院中も介護士魂が!
入院している人たちの中には高齢で認知症のある方もいた。
夜中におじいさんが、廊下に出てきて、
おーい、泥棒が出たぞー!
ない!ない!
おーい、泥棒だー!
と、叫んでいた、
本当なら、飛んで行って
わかりました。すぐに警察に電話します。お怪我はありませんか?大丈夫ですよ。安心して下さい。きっと泥棒は捕まりますから。あとは私たちに任せて休んで下さいね。
とか言って、寝かせてあげたかったけど、何しろ、傷が痛くて動けなかった。
私の病室は、4人部屋でカーテンで仕切られている。
同じ病室に
助けてくださーい!助けてくださーい!と、繰り返し言っているお婆さんがいる。
名前は、プレートを見たので、知っていた。
Aさーん、どうかしましたか?
私もベッドで寝ながら、声かける。
Aさんは
ベッドに座っていて、カーテンを少し開けた音がしたので、私もカーテンを少し開けて、寝ながら顔だけ見せる。
あら、あなた、そこにいたの?
そうてすよ〜!ここにいましたよ。
これが、初対面。
なんかね。ずっと、おかしいのよ。
どんなふうにおかしいですか?
なんか頭がボーッとしちゃって。
おトイレも行きたいのに、なんか線が繋がっているのよ。
よいしょ、よいしょ。
ん???
あっ💡
カーテンで見えないが、おそらく点滴の管を引っ張っているのは、想像できる。
Aさーん、ちょっと待ってて下さいね。
今、人を呼びますから。
今は立ってますか?
は〜い。立ってますよ〜!
一旦座りましょうか?
は〜い、わかりました。
でもちょっとハサミないかしら?
ちょっと、待って下さいね〜。
すぐにナースコールを押して、看護師さんに来てもらう。
あ〜、あぶない。
良かった、すぐに来てくれて。
センサーマットが引いてあったけど、そこまではAさんが行ってなかったから、センサーが鳴らなかったんだよね。
その後も私の寝ながら声だけの介護が続いている。
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