2016年6月に腎臓移植したドナーのブログ

ドナーの立場から腎臓移植に関する事を書いていきたいと思います。レシピエントは弟です。

移植後気をつけなければならない事 2

塩分


塩分は腎臓に負担をかけるから、控えめにしないと。


母親の料理は塩分過多の料理が多い。

年をとると、味覚が鈍くなるから、味付けが濃くなるけど、母親は昔からそうだった。

私がまだ高校生の頃、弁当にハンバーグを作って入れてくれた事があった。


普段からハンバーグなんて作った事なかったのに、その日はハンバーグを作って入れておいたでね(^o^)と、笑顔で言った。

ヘェ〜、ハンバーグなんて作れるんだ?とちょっと嬉しかった。


でも、弁当箱を開けてビックリ!


そこには真っ黒に焦げた石?のような塊が。


すぐに弁当箱の蓋をしめて、みんなに見えないように恐る恐る箸で突く。

カチカチに硬い。


少しかじってみた。ガリッ。


辛い!塩辛い!頭にツーンとくる辛さ!


これはハンバーグではない。ひき肉を塩で味付けして、丸めて、油多めで焼いただけの塊。それも焦げて真っ黒。


掃除もできない。料理もできない。

そんな母親の子供は、生きる為にしっかりとしてくる。

私は弟たちの為に料理をするようになり、掃除をするようになり、なんでも母親の代わりにこなしてきた。


親戚のおじさんやおばさんからは、このうちは私でもっている。あのおかあちゃんじゃね〜って、会うたびに言われてきた。


だから、母親が移植後の弟の料理を作るのは心配。

弟は障害者1級になったから、ヘルパーが頼める。週2回1時間半通ってもららう事にした。塩分控えめでバラエティに富んだ美味しい料理を作ってもらう。


私は私で気をつけて、自分の為にも家族の為にも塩分控えめのバランスの良い食事を心がける。